経理財務の実務のスキルを図るテストとしてFASS検定というものがあります。
受験予定の皆さんはテキスト等で勉強をされていると思いますが、実際のFASS検定試験がどのように行われるのか知りたくないでしょうか。
テストセンターで試験を受けたことがないという方もいると思います。
そんな方のために、この記事ではFASS検定の実際の試験内容や試験の受け方をお伝えします。
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出題傾向
まず、FASS検定で出題される試験の内容について大まかな傾向をお伝えします。
特徴は下記の4つです。
- 出題範囲は経理財務部門が行っている業務全般
- 計算問題は、100問中 1、2問程度のみ
- 会計基準や税法の条文の暗記は不要
- 適切なものを選ぶ問題と、適切でないものを選ぶ問題がある
出題範囲は経理財務の業務全般から出題されます。特に一部の分野に偏って出題されることなく、まんべんなく出題されます。
また、計算問題もありますが、全体の中で1,2問しか出ませんので、計算が苦手な方でもそこまで対策は不要です。
そして、会計基準や税法の文言を問われる問題は出ません。出たとしても基準の穴埋め問題ですので、会計基準や税法の内容を理解して入れば、選択肢から正解を選ぶことは可能です。
また、問題ごとに正解を選ぶものと、間違っているものを選ぶ問題がありますので、問題文をよく読んで解答する必要があります。
問題は結構難しく、選択肢に悩むものも多いので、下記のような問題集でしっかり対策を取ってから試験に挑みましょう。
試験の流れ
次にFASS検定の予約から本番までの概要をお伝えします。
試験の予約
FASS検定は試験を自分で予約します。
試験日や時間があらかじめ決められておらず、自分で自由に選択できます。
仕事終わりに受験してもいいですし、休日に受けることも可能です。
予約はFASS検定のHPから行うことが出来ます。
試験開始まで
自分で予約した時間に会場に行きます。
テストセンターでは、受付する部屋とテストを行う部屋が分かれており、受付のところで荷物を全て預けます。
従って荷物の持ち込みは不可です。
また、試験会場で空いているPCがあれば、早く着いた人から試験を始めることが可能です。
予約した時間まで待つ必要がありませんので、無駄な時間がなくていいですよね。
試験中
試験はテストセンターにあるパソコンを使って行われます。
1人ずつ簡易的な間仕切りで仕切られた座席にデスクトップのパソコンが置いてありますので、パソコンに受験情報を入力したらテストが開始されます。
試験問題は100問あるのですが、順番通りに回答していきます。
ただし、試験時間内であれば、回答の見直しや修正は可能です。
そのため、分からない問題は後で再度考え直すことも可能なので、悩み過ぎずにどんどん回答していくことが大切です。
また、試験時間内であっても早く終わりにすることも可能ですので、見直しが早く済んだ場合などは、切り上げて終了にすることも出来ます。
試験終了後
パソコンで終了の操作を行うと、試験が終了になります。
終了したら、受付にFASS検定の試験結果が印刷されていますので、その場で結果を受け取ることができます。
結果を受け取れば試験は終了です。
まとめ
FASS検定の試験の傾向と、試験の流れをお伝えしました。
試験勉強ももちろん大切なのですが、どのような流れで試験が進んでいくのかを知っていることも重要です。
この記事が皆さんのお役にたてれば幸いです。
FASS検定以外にも経理の方へのおすすめ資格はありますので、こちらの記事もご覧ください。