経理に配属された皆さんは、将来どのようなキャリアプランを目指そうか悩んだことはありませんか?
この記事ではそのような悩みのヒントにつながる一般的なキャリアプランをご紹介します。
あなたの適正に合うキャリアプランを是非検討してみてください。
経理のキャリアプラン【社内編】
まず、経理経験を積んだのち、会社内でキャリアアップを狙う場合は、次のプランが考えられます。
CFOを目指す
一番シンプルなキャリアアップですが、経理スタッフから経理課長、経理部長と昇進し、CFOへと出世していく道です。
経理のみならず財務の経験も必要になりますが、社内で経理業務を極めたい方は、このキャリアプランを目指してみるのもいいのではないでしょうか。
経営管理部門への異動
2つ目は経営管理部門に異動してキャリアを形成するプランです。
経営管理部門は主に予算を作成する部署ですが、会社の方向性を決める部署でもあります。
経理よりもさらにビジネスの現場を知り、会社の将来を変えていくという仕事になりますので、経営に興味がある方は経営管理を目指すのも良いキャリアプランとなります。
IR部門への異動
3つ目はIR部門へ移動して活躍するキャリアプランです。
IRというのは投資家に対して会社の業績を説明する部署になります。
今後の会社の業績がどのように推移していくかを予測し、投資家の疑問点に応えていくという仕事になりますので、決算数値を理解できる能力が必要になります。
決算数字を作ることよりも、出来上がった数字を分析し発信していくことが好きな方は、IRでのキャリアアップを目指すと良いでしょう。
経理のキャリアプラン【社外編】
続いて、会社を飛び出してキャリアップを狙う場合のキャリアプランをご紹介します。
他社の経理部への転職
まず1つ目は、経理として他社に転職するキャリアプランです。
経理部で3年ほど仕事をすると、一通りの仕事は経験できます。そして今後経験できる業務というのも予想できます。
そこで新しい経験を求めて、新しい環境に身を移すことでキャリアアップを目指すプランとなります。経理としての実力が同じでも、自社の経理業務しか知らない経理部員よりも他社の経理業務も知っている経理部員のほうが経験値で勝ります。
大手企業に転職すれば、仕組みの整った環境での経理業務を経験できるでしょうし、ベンチャー企業に転職すれば、仕組みを作る経験が出来ます。
次のキャリアアップにも繋がりますので、経験を求めて転職するのも良いでしょう。
会計コンサルタントに転職
経理業務の実務を経験したら、会計コンサルタントに転職するというのも1つのキャリアプランです。
あなたにとっては当たり前の経理業務も、業務フローが構築されていない会社はたくさんあります。
そのような会社の実務をサポートしたり、業務効率化や決算早期化のプロジェクトのサポートをする仕事です。
自分の経験が活かせるのと同時に、新しい現場の経験も積めるのでキャリアアップにつながる転職となります。
営業職へ転職
管理部門での仕事以外に就きたいと考えた場合、経理経験を活かせる営業職に転職するというのも1つのキャリアプランです。
例えば会計システムの営業をする場合、実際に経理の現場での課題を理解したうえで提案できますので、説得力を持たせることや共感を得ることが出来ます。
営業という新たな職種になりますので、1から勉強することも増えます。ただ、経理経験はあなただけの武器になりますので、営業としてのキャリアアップも可能となります。
公認会計士、税理士として独立
経理としての難関資格である公認会計士や税理士の資格を取得出来た方は、独立するというキャリアもあります。
1人で独立する場合は営業からサービスの提供まですべて1人でやることになるので大変ですが、会社に縛られない自由な働き方が出来ます。
専門的な会計や税務の知識が必要となりますので、難易度は高いですがキャリアプランのゴールとして設定するのも良いでしょう。
まとめ
経理の代表的なキャリアプランをご紹介しました。
- CFOを目指す
- 経営管理部門への異動
- IR部門への異動
- 他社の経理部への転職
- 会計コンサルタントに転職
- 営業職へ転職
- 公認会計士、税理士として独立
あなたが目指すキャリアプランはありましたでしょうか。もちろんここに記載していないキャリアでも問題ありません。
あなた自身の人生ですので、ぜひ納得のいくキャリアプランを歩んでください。